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広告の狙いを明確化。チャレンジと成長を続けるWebマーケターの力量に迫る

こんにちは。LANCER UNIT(ランサーユニット)note編集部です。

ランサーユニットで活躍する、魅力あるクリエイターのインタビューをシリーズでお届けしています。今回ご紹介するのは、Webマーケターの新山哲史(にいやま さとし)さんです。

Webマーケティングに関する業務を、一気通貫で相談できるのが新山さんの強み。Web解析や戦略設計のプランニング、リスティング広告・LPのクリエイティブディレクションなど、幅広い対応力で活躍されています。
複雑なお仕事の内容から仕事に対する考え方まで、いろいろなお話をしてくださいました。

Webマーケター/新山哲史さん
Webマーケター 新山哲史(にいやま さとし)さん

ー 自己紹介と、簡単なご経歴をお願いします

新山哲史と申します。現在は埼玉県在住で、34歳です。
新卒で入社したのはIT系企業で、その後Webマーケティングの業界に転職して9年ほど経ちました。
独立は3年ほど前ですね。2021年11月に法人化しました。

ー 会社員時代はどのようなお仕事をしていたのですか?

最初はネット上に表出する運用型リスティング広告の配信を主にやっていました。だんだんWebサイトのアクセス解析やLP・バナーのクリティブディレクションまで領域を広げていって。
「Web広告を試したいけど、何をどうすればいいのか分からない」という状態の企業さまって、とてもたくさんいらっしゃるんです。そこから、Webマーケティングの戦略設計やプランニングまで行なうようになりました。

マネージャーという役職にもつき、メンバー25人以上のマネジメントをしていたことから、組織的な運用という面でも経験を積むことができました。それは今の仕事にも活きています。
例えばWeb広告に新規参入する代理店さまの場合、社内にその知見がありませんから、チーム教育から営業同行〜受注までの全体サポートをお願いされることもありますね。

ー どういったきっかけで独立されたのですか?

実は、フリーランスになろうという気持ちはそこまでありませんでした(笑)
きっかけは子どもが生まれて取得した育休です。
育休中に何も仕事をしないのもどうかなと思い、友人の会社を手伝っていました。そのときに「もしかして独立してやっていけるのでは?」と。それで育休が明けた後、退職して独立しました。
子どもが生まれてきてくれたおかげですね。

例えば、赤ちゃんをお風呂に入れること。これはひとりではとても難しい作業です。1歳くらいだと夕方5時〜6時に夕食とお風呂ですから、その時間をブロックして夫婦で取り組みました。
フリーランスでないと難しいことでしたし、独立してよかったと思いましたね。

ー 貴重なご経験でしたね。
独立されてからのお仕事についてですが、得意な領域は?

得意というか、伸ばしたいところでもありますが、もともとインターネット広告の領域をメインとしてやっていましたから、その運用と提案の部分ですね。そこを中心としていきたいと思っています。

そのなかで重要視しているのは“Webスクレイピング”。
今、市場でも注目されています。いわゆるキーワードのビッグデータ的なものから頻出語句を世代別に分析して、「ターゲットがこの世代なら、こういったキーワードが刺さりますよ」というところから入っていきます。
次にその世代の人たちがよく使うアプリや媒体を割り出し、それが例えばInstagramであれば、Instagramの広告をプランニングします。

単純に「こういう広告を出しましょう」ではなく、そもそもの狙いやターゲット、そのターゲットの年齢層や属性を分析し、日常的に使っている媒体やアプリから配信の方法を提案する。そんな取り組みをしていくことですね。
さまざまなことを分析して、LPやバナーなどの広告をどういうかたちにするのか、どんなキーワードを中心にするのか、そんなことを提案します。

資料を作るのは大変ですが、自分の成長にいちばんつながる気がしています。けっこう鍛えられるんですよね(笑)
こういう仕事は、過去の事例を参考にするのではなくて、何を調べてどういう結論を導き出していくのかがクライアントそれぞれ違いますから。
楽ができないところもあって、鍛えられると思っています。

Webマーケター/新山哲史さん

ー 普段どのようにスキルアップしているのですか?

例えばデザイナーさんであれば、PhotoshopやIllustratorなどのツールの使い方をアップデートしたり、クリエイティブなものを見て感性を磨いたり、そんなスキルアップがありますよね。
でも僕のような仕事の場合、目的は何かしら顧客の課題を解決することです。それぞれ状況が違ったところから結論を導き出さなければいけないので、日常でスキルアップというのができなくて。

むしろ、お客さまに鍛えてもらうかたちですね。課題を与えられて、それによってスキルアップさせていただく。
もちろん、マーケティングに関する用語や学術的な知見は身につけますが、基本的に言葉と意味を覚えるだけでスキルアップというほどのことではありません。
それらを使ってお客さまの課題を解決することが仕事であり、自分のスキルアップであり。とにかく“こなしていく”ことだと思っています。

ー なるほど。お仕事はどんなルートで得ているのですか?

大きく分けて2種類あります。
ひとつはランサーユニットをはじめ、クラウドソーシングのようなマッチングサービスに登録しているので、そこからお話をいただきます。
ただ、僕は紹介で声をかけていただくことが多くて。担当者の方が転職した先の企業さまからまたご相談いただく、といったこともありますね。

僕のような仕事の場合、単発の案件ではなくて長期の業務委託契約がほとんどです。ほぼ半年契約ですが、今のところ半年で解約する企業さまはいらっしゃらないですね。期限を迎えたらまた契約を更新していただいています。
独立前からお付き合いさせていただいている企業さまも継続してご契約くださっていて、ありがたいなと思っています。

ー どのような働き方をされているのですか?

業務委託の基本は、社内に常駐するスタイルです。
ある企業さまでは週3日稼働、別の企業さまで週1稼働、そういう関わり方で、今はすでに週5日が埋まっています。常駐しているなかで提案を書いたり、広告を運用したり、クリエイティブディレクションをしたり、業務の下に各作業がぶら下がっているイメージです。

これからWeb広告に参入していこうという代理店さんで、チーム教育をして、営業同行をして受注まで持っていくサポートの業務もあります。
先ほどお話ししたマネージャーの経験値が活きている部分ですね。

お付き合いは5〜6社ほどで、常駐の業務委託以外に、広告運用やクリエイティブディレクションなどを単体でご依頼いただくこともあります。
拘束時間がない仕事は新規で受けていますね。

Webマーケター/新山哲史さん

ー お仕事をされるうえで大切にしていることはなんですか?

そうですね、やはり自分のためになるかどうか。
もちろん、お客さまのための課題解決というのは大前提ですが、自分が成長できるかどうかはけっこう重視しています。

フリーランスでやっていると、外部の情報があまり入ってきません。他の人たちがどういう提案をしていて、どういうスキルを獲得しているのかは見えないわけで。自分ががんばることを怠ってしまえば、それだけ他の誰かとの差が広がってしまいます。

仕事で自分のスキルを伸ばせるか、チャレンジする機会があるのか、そういったところは大切にしたいです。どちらかというと怠け者なので(笑)
お客さまから鍛えていただけるような環境に自分を追いやってしまえば、やらざるを得ない。その状況をあえて作っているという感じですね。

ー ランサーユニットを知ったきっかけを教えていただけますか?

実は、立ち上げのときから知っていました(笑)
ランサーユニットのプロモーションプランやLPを考えてほしいというご依頼をいただきまして。デジタルハリウッドさんがお客さまでした。
僕がお手伝いしていた企業さまへのご依頼だったのですが、偶然ランサーユニットのマネージャーさんと知り合いだったので僕が担当させていただきました。

3社くらいのコンペ形式で、そのなかから僕の提案を選んでいただいて。そこからLP制作、広告配信、動画広告にも関わらせていただきました。
それで登録という流れに(笑)
今はランサーユニットからご紹介いただいた企業さまにも週2日通っています。

ー そうなんですね!
ランサーユニットのお仕事で印象的なことは?

ランサーユニットのクリエイターは、横のつながりのようなものができるんです。
ランサーユニットは3名のユニットですので、先ほどの企業さまにも同じフリーランスの人がいらっしゃいます。クリエイター同士でいろいろ相談し合うこともあって、「こんなことがあって、どうしよう」「それならこう進めて、○○さんに声をかけておいてくれれば僕が対応しますよ」といった感じです。

助け合いのようなことですかね。あまりそんなことってないじゃないですか。ランサーユニット経由という同じ立場ですので、どこか「つながっている」感覚があります。

そこから、他のお仕事をお願いしたりすることもあります。
お互いに仕事を回し合うような関係ができていくのは非常に心強いです。自分のベースができ上がっていくように感じますね。

Webマーケター/新山哲史さん

ー ランサーユニットの魅力はなんだと思いますか?

いちばんは、営業をしなくていいことだと思います。
フリーランスは、やりたい仕事があって独立した人が当然多いですよね。クリエイターも、僕みたいなマーケターもそうですけど、そもそも営業が本業ではないので、その部分をやっていただけるのはとても大きいですよね。

ランサーユニットなら、ご紹介いただいた企業さまに自分ができることを伝えて、採用されればそのまま業務に従事できるので。それは魅力ですよね。

独立すると、営業だけでなく経理や税金関係のこともやらなければいけませんし、もちろん本業もありますし。これで営業までやったら本業にかける時間が減ってしまいます。つらいところがありますよね。

ー 新山さんのこれからの展望をお聞かせください!

前段でもお話ししましたけど、僕はフリーランスへの強い希望があったわけではないので、将来的に会社員に戻ってもいいかなという気持ちもあります、実は。

今は法人化もして、ひとりで仕事をする大変さを理解できましたし、会社に所属して仕事をする大変さも同じく理解しています。
そのうえでもう一度会社員に戻れば、フリーランスで積み上げた経験や知見を会社に還元していくことができて、それもおもしろそうだなと。

独立から法人化まで経験して企業の全体像が見えている、そういった人間を求めている企業さまもいるのではないかと。
できれば副業可の企業さまが良いですけどね(笑)

ー ランサーユニット導入を検討されている企業さんに向けて、メッセージをお願いします

今の時代、スキルのある人を正社員として採用するのが少し難しくなりつつある気がしています。
特にWebマーケティングの領域、もちろん僕のように提案書を書いたり企画したりする人間もですし、デザイナーさんのようなクリエイターもそうだと思います。

とはいえ、新卒や未経験者だと「育てる」という業務がどうしても発生します。そういう意味で、外部の知見ある人材を手っ取り早く業務に加えていくことを考えていいと思うんです。

フリーランスの業務委託は、とてもフットワーク軽くアサインできることが大きな強みですよね。そういったことで悩まれている企業さまは、ランサーユニットをぜひご利用いただければと思っています!

Webマーケター/新山哲史さん

LANCER UNIT(ランサーユニット)は、デジタルハリウッド株式会社が運営している、プロのクリエイターを複数人選し継続的にクリエイティブ制作を発注できるサービスです。noteを通じて、LANCER UNITのサービスを導入している企業さまやクリエイターの皆さんへのインタビュー、クリエイターに役立つ記事をお届けしています。

取材・文/BBQ-john.inc 篠田由美子

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