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自由な働き方を手に入れる!フリーランスとして仕事を得るためにできること

こんにちは。LANCER UNIT(ランサーユニット)note編集部です。

ランサーユニットの公式noteが発信するお役立ち記事の初回は、「フリーランス」について。
これからフリーランスを目指す人に向けて、「フリーランスとは何か」から「仕事を獲得する方法」などを中心に、詳しく解説させていただきます。すでにフリーランスとして活躍している人も、新鮮な気持ちを思い出すかもしれません。
最後まで読んでいただけたらうれしいです。


働き方が多様化するなかで、「フリーランス」というスタイルも注目されるようになりました。クリエイターを目指す皆さんなら、なんだか自由な響きを持つイメージに憧れを抱く人も多いのではないでしょうか?

好きな時間に起きて、ゆっくり朝食をとって、なんならペットの猫とたわむれて、気が向いたらPCに向かう。そんな夢のような生活を思い描いていざ独立してみたけれど、人生そんなに甘くなかった…!
なんて話もよく聞きますよね。

まずは「フリーランスとはいったい何者か」を考え、そこからフリーランスの全貌をひも解いてみたいと思います。

フリーランスってなんだろう?

フリーランスとは

「フリーランス」とは、その語感のとおり「自由」に働く人のこと。企業に所属することなく、自分の技術や才覚で仕事をしている人と言えます。
語源は中世ヨーロッパにまでさかのぼり、有力者から高い報酬をもらって仕えた騎士が「フリー・ランス(自由な槍)」と呼ばれたのがはじまりだとか。

現代社会では、企業などから専門的な仕事を外注で請け負うのが主なスタイルですね。
フリーランスは雇用をされていないので、労働基準法の適用外となります。つまり、労働時間や休日数、最低賃金など、国から「労働者」としての補償がなされません。基本的に、自己責任で事業を行なうということです。

仕事をたくさんこなせば大きな収入を得られますが、働きすぎて体調をくずしてしまう恐れもあります。すべては自己責任。業務量やスケジュールを自分でしっかり管理しなければなりません。

「フリーランスと個人事業主は何が違うの?」という疑問もよく耳にしますが、大きな意味では同じです。フリーランスは働き方の総称で、個人事業主は税法上の区分です。個人事業主は税務署に「開業届」を提出し、より多くの控除が適用される青色申告が可能になります。
ちなみに、開業届を提出していないフリーランスの場合、控除の少ない白色申告を行ないます。この話はまた別の記事で詳しくご紹介しますね。

フリーランスとして働くメリットとデメリット

どんなことにもメリットとデメリットがあります。もちろん、フリーランスもそう。しっかり理解して、対策しておくことが大切です。

【フリーランスのメリット
・より大きな収入を目指せる
・働く時間も場所も自由に決めることができる
・使用したい機材を自分で選ぶことができる
・仕事を選ぶことができる(嫌な仕事は断れる)
・ストレスを軽減できる

【フリーランスのデメリット】
・収入が安定しない
・自分で仕事を探さなければならない
・スキルアップしにくい
・嫌な仕事も引き受けなければならないときがある
・経理事務もすべて自分で行なう
・国民年金や健康保険などの手続きが必要になる
・確定申告を自分で行なう
・社会的信用が低くなる

フリーランスに向いている人

メリットとデメリットを理解したところで、自分がフリーランスに向いているかどうかを考えてみましょう。「え?これなら会社員のほうがよくね?」って思った人はいませんか?

もちろん、それなら踏みとどまってOK。会社員は安定した生活をおくるためにたくさんの補償が与えられていますし、分からないことを何でも教えてくれる上司や先輩がいて、面倒な事務作業をやってくれる部署があります。

それでも、自分のちからを試してみたい!可能性を追い求めたい!という人は、どんどん独立することをおすすめします。

【フリーランス向きの人の特徴】
・オンオフの切り替えがうまい
・フットワークが軽い
・責任感が強い
・安定よりも変化や進化していくことが好き
・スケジュール管理能力が高い
・数字や計算が苦手ではない

フリーランスに適している職種

フリーランスに適した職種

たくさん存在する業種や職種のなかで、フリーランスとして成り立ちやすい仕事とそうでない仕事があります。

冒頭で説明したように、フリーランスは「自分の技術や才覚で仕事をしている人」なので、「クリエイター」に属する職種はフリーランスに適していると言えますね。

【代表的なフリーランスのクリエイター】
・Webデザイナー
・UI/UXデザイナー
・グラフィックデザイナー
・イラストレーター
・動画クリエイター
・カメラマン
・Webマーケター
・Webディレクター
・エンジニア(システムエンジニア・Webプログラマーなど)
・ライター(コピーライター・Webライター・ブロガーなど)
・YouTuber
・インフルエンサー

フリーランスの場合、対応できる領域が多いほど武器になります。
例えば、ディレクションもできるWebデザイナーは重宝されますし、デザインができるイラストレーター、写真を撮れるライターも同じです。
経験を重ねながら、そして日々勉強をしながら、できることが増えていくといいですよね。

もちろん、会社員として多くの武器を身につけてから独立するのが王道ですすが、ひとつだけ「これは絶対に負けない」という専門性を持っているのも、フリーランスの強みだと言えます。

フリーランスの仕事はどう探す?

自ら発信することで広告収入を得られるYouTuberを除いて、仕事を受注しなければフリーランスとしては生きていけません。では、どうやって仕事を探したらいいのでしょうか。主な探し方を例にあげて説明していきますね。

【フリーランスの代表的な仕事の探し方】
・エージェントを利用する
・クラウドソーシングの活用
・人脈を駆使して紹介してもらう
・WebサイトやSNSからの問い合わせ
・コミュニティや交流会に参加する

エージェントを利用する

フリーランスを対象にしたエージェントの利用は最もおすすめです。
実績やスキルに応じた案件をピックアップして紹介、契約交渉まで行なってくれます。担当者がフリーランス側の要望や適性をきちんと把握したうえで、ぴったりの案件を紹介してくれます。

ランサーユニットもエージェントのひとつ。デザイナーやディレクター、マーケターなど、多種多様なフリーランス案件をご紹介します!
ランサーユニット最大の特徴は、マージンや仲介料が差し引かれることなく、フリーランス自身が提出した見積りで直接クライアントと取引できること。ぜひ登録してみてくださいね。

クラウドソーシングサービスの活用

最近は副業OKの企業が増え、それにしたがって活発化したのがクラウドソーシングのサービス。不特定の人を対象に、ネット上で企業が仕事を発注するアウトソーシングの一種です。
案件が多い反面、未経験者向けの低価格案件もたくさん混在しています。あくまで実績作りと割り切るなら利用するのも悪くはありません。
職種ごとの専門サービスが多いので、得意な分野によって決めてはどうでしょうか。

人脈を駆使して紹介してもらう

フリーランスにとって人脈は宝と言えます。今まで培ってきた人間関係を使って仕事を探すのは定番の方法。皆さんの人柄や仕事ぶりなどをよく知る、あるいは知っている人に紹介してもらうことは、とても効率的ですよね。

以前務めていた会社からの業務委託
退職する会社で担当していた仕事をそのまま業務委託で引き継げるなら、それに越したことはありません。それが無理でも、能力や特徴をよく知る上司や同僚なら「この仕事を任せよう」と思ってもらいやすいもの。信頼関係をイチから築く必要がないのは、駆け出しのフリーランスにとってストレスの軽減になるはずです。

過去の取引先に営業をかける
取引していたクライアントに営業をかけるのもひとつの手段です。特にクオリティを左右するクリエイターの場合、独立のうわさを聞いて相手側から打診されることもあります。
ただし、競業避止義務や不正競争防止法の観点で前職の会社とトラブルにならないよう注意してくださいね。

知り合いから紹介してもらう
友人や知人に仕事を紹介してもらうケースも。条件や要望が通りやすく、競争もないのでスムーズです。その反面、トラブルが起こったとき人間関係に影響があるので、それを念頭に行動しましょう。

SNSやポートフォリオからの問い合わせ

今やSNSは重要な販促手段です。それはフリーランスも同じこと。SNSやポートフォリオ(Webサイト)で自分の実績やスキルをPRし続ければ、企業や他のフリーランスから声をかけてもらえる窓口となり得ます。
もちろん、エージェントや求人サイトへの応募にも使えますよね。

コミュニティや交流会に参加する

同業種が集まるコミュニティに参加するのも大切な営業活動のひとつ。手が足りないときに仕事をお願いされる可能性がありますし、同じように自分が大変なときに手伝ってくれる人を確保しておけますね。
それに、一人で活動していると情報不足になりがち。さまざまな情報交換をはかれるのもポイントです。

安定した収入を得るフリーランスになるには

フリーランスの安定収入

毎月決まった給料をもらえないフリーランスは、確かに安定性に欠けます。せっかく自由な働き方を手に入れても、カツカツな生活をおくりたくはないですよね。
できるだけ収入を安定させるのも目指したいところ。そのためにできることを考えたいと思います。

クライアントから信頼される

フリーランスにとって当たり前のことなんですが、いちばん重要。発注してくれた案件をきっちりとこなすことで、信頼を得て次の仕事をもえらる可能性が広がります。成果を出して継続案件につなげられれば、安定した収入への足がかりになるはずです。

コミュニケーション能力を上げる

「煩わしい人間関係から解放されたい」そう考えてフリーランスを選択する人もいると思いますが、実は、スキルよりも円滑なコミュニケーションを重んじる企業は多いんです。

【主要なコミュニケーションのシーン】
・案件獲得のために営業をかける
・クライアントに要件を確認する
・一緒に仕事をするディレクターやエンジニアと打ち合わせる
・デザインやコピーなど、提案内容の理由を説明する

クリエイターは成果物がモノを言う仕事ですが、「狙いは」「目的は」を考え、納品までに何度もやり取りを繰り返します。メールの文面や電話の言葉づかい、レスポンスのスピード、丁寧な対応によって相手の印象は大きく違ってきます。
コミュニケーション力をアップさせるのは、大きな課題だと言えます。

スキルアップを続ける

一人で仕事をしていると、時代の流れをつかむのが難しくなることも。特にクリエイターの場合、使うツールや表現手法のトレンドが目まぐるしく変わっていきます。知識と技術のための投資は惜しまず、常にインプットとアウトプットを意識して成長を続けたいですね。

できるだけ顧客を増やす

定期的に仕事をくれる顧客の数を増やすことも大切です。一定の取引先に依存すると、取引がストップしたときに収入が途絶えてしまいます。
せっかく信頼を勝ちとっても、担当者の異動や退職によって関係が切れてしまうことだって考えられます。できるだけリスクを分散してしておくことも心がけましょう。

コンスタントに情報発信を

継続案件があったとしても、新規クライアント獲得のためのアンテナは常に張っておくべきです。
SNSやブログなどで有益な情報を定期発信すれば、見込み客を確保できます。フォロワーは多ければ多いほど信頼度が増し、案件の獲得に有利に働くはずです。

フリーランスが仕事を獲得するときに気をつけること

最後に、社会的に補償されていないフリーランスが注意するべき点を伝えたいと思います。自分で自分を守りながら、どうか自由で有意義な生き方を手に入れてください。

案件の難易度、対応可能な内容かどうか

そもそも論ですが、クライアントからの依頼に対して、自分が対応できる内容かどうかをよく確認してから受注を決めましょう。
エージェントなどが仲介しない場合は特に気をつけて。依頼主側にその案件に関する知識が甘いケースがあり、業務がスタートしてから対応できないレベルのことまで要求されてトラブルになることも。
見積り段階で業務内容を洗い出し、対応可能な範囲を伝えてお互いに納得したうえで進めるようにしてください。

納期や報酬など、条件を確認する

クリエイターの案件に納期はつきもの。スケジュールに無理がないかどうかは、最初に確認するべきです。さらに、報酬は相場と比べて見合っているかも事前にしっかり確認してから受注すること。
駆け出しのフリーランスは、自分の実力に合った報酬の金額や相場観を把握するために下調べが必要です。低価格化が進むクラウドソーシングでは、ことのほか注意を。

契約書を交わす

どんな取引であろうと、契約書を交わすように心がけましょう。
知人の紹介など、ある程度の信頼関係がある場合は言い出しにくいかもしれませんが、お金が絡むことですから、いつ問題が発生するかは分かりません。契約書がないために言った言わないのトラブルへと発展したり、関係がこじれたりすることもよくある話。
報酬や納期、請求の締めと支払期限など、細かな取り決めを書面に残しておくのは、フリーランスとしてとても大切なことです。


いかがでしたでしょうか?
少しでも皆さんのお役に立てたら幸いです。
最後になりますが、ランサーユニットはフリーランスと企業さまをつなぐ架け橋です。安心して仕事ができるためにしっかりサポートをさせていただきます!ぜひご活用くださいね。

LANCER UNIT(ランサーユニット)は、デジタルハリウッド株式会社が運営している、プロのクリエイターを複数人選し継続的にクリエイティブ制作を発注できるサービスです。noteを通じて、LANCER UNITのサービスを導入している企業さまやクリエイターの皆さんへのインタビュー、クリエイターに役立つ記事をお届けしています。

文:LANCER UNIT note編集部 Y


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