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求めるものは高いクオリティとスピード感。応えてくれるデザイナーとその先へ

こんにちは。LANCER UNIT(ランサーユニット)note編集部です。

プロのクリエイターを複数選び、継続的にクリエイティブ制作を発注できるランサーユニット。導入いただいている企業さまのインタビューをシリーズでお届けしています。今回ご紹介するのは、P2C Studio 株式会社さまです。


UUUM(ウーム)株式会社のグループ企業であるP2C Studio 株式会社さまは、動画クリエイターや著名人などのインフルエンサーを起点としたブランディングを総合的に展開しています。

ブランド企画からグッズなどの商品開発、多様なモノづくりを行なうなかでランサーユニットを導入。そのお付き合いは長く、ランサーユニット発足当初から現在まで、ずっと継続してご利用いただいています。
今回は、デザイングループを統括する長谷川 敦さまと森澤 伸さまに、ランサーユニットの活用方法やメンバーとの関わり方について、じっくりとお話を伺ってきました。

P2C Studio 株式会社/長谷川敦さま・森澤伸さま
P2C Studio 株式会社 プロダクトセールスユニット デザイングループ
左/ゼネラルマネージャー・クリエイティブディレクター 長谷川 敦(はせがわ あつし)さま
右/チームリーダー・アートディレクター 森澤 伸(もりさわ しん)さま

ー まずは貴社の事業についてご説明をお願いいたします

長谷川さま
P2C(「P to C」“Person to Consumer”の略)という社名からも分かるように、ヒトを起点としたブランド・モノづくりを総合的に行なっています。
主に4つの事業に分かれていて、まずはメインのP2Cですね。
動画配信などを中心としたインフルエンサー、僕らは「クリエイター」と呼んでいますが、そのクリエイターさんがブランドを立ち上げたときに、商品開発からはじまり店舗に卸すところまでを総合的に展開しているのがP2C事業になります。

次にオリジナルグッズの事業。これはクリエイターさんのグッズ企画やデザイン、生産、販売までをすべて行なう部署として独立しています。
3つ目がライセンス事業。グッズが売れてくるとライセンスアウトするようなクリエイターのIPが生まれます。そうしてブランド化されたもののライセンスビジネスを行なう事業になります。
4つ目がEC事業で、実写ECの運営を行なっています。

ー おふたりの役割について教えてください

長谷川さま
僕は先ほど2つ目にご説明したオリジナルグッズ事業のデザイングループに所属していて、ゼネラルマネージャーという立場でグループリーダーを務めています。

森澤さま
僕も所属は同じで、デザインチームのマネージャーを務めています。
デザイングループは3つのチームに分かれていて、プロダクトセールスが2チームと、P2Cのブランド展開を行なう1チームで構成されています。僕たちのいるプロダクトセールスでは、基本的にオリジナルグッズ事業のデザインがメインです。
デザイン業務は7〜8割がグッズとP2Cブランド関連で、残りは親会社のUUUMから依頼される案件になりますね。

ー ランサーユニットはどういったきっかけで導入されたのですか?

長谷川さま
もともとはデジタルハリウッドさんとUUUMが業務提携していたことがきっかけでした。ランサーユニットが立ち上がる際に上層部で話し合い、デザインチームで利用を検討しようということに。
当時はまだUUUM社内の部署でしたが、会社が急成長するなかでグッズ事業が大きくなっていくことを見越して、デザインのリソースが社内だけでは足りないという判断がありました。ですので、最初は半分お試しのようなかたちでやらせていただいたんです(笑)

それが3年ほど前のことで、今となってはなくてはならない存在になりました。社内のデザイナーと比べても非常に優秀な方が多くいらっしゃいますので、何度かメンバーチェンジをしながらずっと継続して利用させていただいています。
すばらしいデザイナーさんたちに入っていただいて、本当に助かっていますね。

P2C Studio 株式会社/長谷川敦さま
長谷川さま「社内では対応できないような案件をお願いすることも。ランサーユニットがなくてはならない存在になっていますね」

ー メンバーの選定など、導入時の印象はいかがでしたか?

長谷川さま
思っていたよりもたくさんリストアップしていただいた印象がありますね。クオリティが高い人も多く、そのなかで良いと感じる方を選ばせていただきました。希望を出すと速やかに面談を組んでいただくなど、対応がとてもスピーディでした。
最初の募集ではメンバー枠プラス数名のピックアップだったと思いますが、面談したデザイナーさんは皆さんすばらしく、1回の面談でスムーズに決まりました。

何度か追加募集もしていますが、毎回チームリーダー以上の社員ですべてを確認して絞っていきます。ピックアップの基準は作品ありき。まずはそれです。やはりどういうデザインなのか、どういうイラストを描けるのかで決まりますね。
正社員採用の場合はその人のパーソナルな部分なども重要になってきますが、外注先としては作品が第一。あとは納期への意識や予算感の一致が検討材料になります。

業務量は膨大です。今まで僕はいろいろな会社を渡り歩いてきましたが、そのなかでも最も速いスピード感で動いていると思いますね。なので、そこに対応していただけるかどうかも選ばせていただく基準として考えています。

ー 現在はどのようなメンバーと契約されていますか?

長谷川さま
タイプ別のデザイナーさんに加わっていただいています。
ロゴが得意な方、レイアウトが得意な方、イラストが描けてキャラクターデザインが得意な方などになりますが、なかにはそれらを網羅するマルチな方がいらっしゃって、すごく優秀なので頻繁にお願いしています。

森澤さま
その方は別の企業の会社員で、副業としてフリーランス活動をされているんです。それなのに弊社のスピード感にも柔軟に対応してくださって、本当にすごい方だなと。
また、チーム的にメンバーを抱えている方もいらっしゃいます。急ぎ案件すぎてご自身が対応できない場合も、他のデザイナーさんをアサインしてくださるのでとても助かりますね。

最初はどのデザイナーさんにどういった案件をお願いするのかを探りながら進めていましたが、やり取りするなかで徐々に固まっていきました。それぞれの特徴が分かってきますので、「このデザイナーさんにはこのカテゴリー」「今回の案件はこのデザイナーさんに」など、今はすぐに決まるようになりました。

P2C Studio 株式会社/森澤伸さま
森澤さま「社内のデザイナーよりクオリティが高くなければ活用しにくいですよね。そういう意味でとても優秀な方がそろっていると思っています」

ー メンバーとのやり取りはスムーズですか?

長谷川さま
とてもスムーズですね。
発注までに社内でいろいろな人間が関わるので、デザイナーさん要因ではない修正が以前はよくありました。動画クリエイターへのヒアリングからデザインチームに依頼が届くまでの間に、方向性のズレが発生してしまうんですね。

まだ今も多少はありますが、できるだけそうならないようヒアリングの精度を上げています。なかにはこだわりが強いクリエイターさんもいますので、コントロールが難しい場合はデザインチームの人間がディレクションに入ったりしながら調整します。

そんなことがあっても、ユニットメンバーの方々は納期スケジュールに合わせてきちんと提出してくださいます。3年継続するなかで信頼感を築けていますし、安心してお任せできますね。

森澤さま
ランサーユニット以外にもフリーランスの外注さんとお付き合いしていますが、発注から精算まですべてメールでやり取りしているので結構手間がかかるんです。

ランサーユニットの場合はSlackで手軽にやり取りできますし、発注書も『pasture(パスチャー)』のシステムを使えるのでかなりスムーズですね。社内で発注書を申請してメールで送信するといった手間がなく、依頼も精算も基本的に『pasture』上でやり取りするだけなので、とても楽でやりやすいです。

ー ユニットメンバーから正社員として採用された方がいると伺いました

長谷川さま
そうなんです。Nさんという方が先々月の5月頭から社員として一緒に働いています。
理由はいろいろありますが、Nさんがまだユニットメンバーだったとき、依頼に対して一度も断ることがなかったというのが、まずひとつ。
お忙しい時期もあったと思いますが、いつも快く引き受けてくださいました。もちろん、いつも高いクオリティで納期をしっかり守っていただいていたことも背景にあります。
僕らの業務にも慣れていますし、彼女に社員として働いてもらえたら、すぐにフィットするだろうと思ったのがいちばんですね。

森澤さま
本当に運命的なタイミングが重なって。今年の1月から5月末までに、デザインチームから合計3名の社員が退職する事態になったんです。

Nさんはもともと名古屋に住まわれていたのですが、社員募集をかけた辺りの段階で上京される話を聞きまして。社員採用のお話をしたら、前向きなお返事をいただけました。
そこでランサーユニットの担当者さんにも相談をして、快く承諾いただけたので無事採用というかたちに。
先ほどお話ししたマルチな方も採用したいくらいの気持ちですが、会社員ですので(笑)

ー 貴社にとってユニットメンバー、またランサーユニットはどのような存在ですか?

長谷川さま
今や外注のデザイナーさんなくてはすべての業務が回りませんし、今後も引き続きこの関係を大切にしていきたいと思っています。
ランサーユニットは、デザイン人材で困ったときに優秀な方々をリストアップしてもらえるなど、大きなご協力をいただいています。その関係性はこれからもずっと継続していきたいですね。

P2C Studio 株式会社/長谷川敦さま・森澤伸さま
長谷川さま「ちょっと合わないなと思ったときも、相談するとすぐに別のデザイナーさんをリストアップしてくださいます。ランサーユニットとのお付き合いは継続していきたいですね」

ー 今後ランサーユニットに何か期待することはありますか?

長谷川さま
ユニットメンバー枠以外のデザイナーさんとも何かできたらおもしろいなと考えることがあります。ランサーユニットに登録している全員の方々を対象にして。
もちろん料金システムがまた別になるとは思いますし、ただのぼんやりした希望ですが(笑)

例えばファンアート。アーティストなどのファンが自分で描いたイラストをハッシュタグ付きでツイートするって、よくあるじゃないですか。そんなことができる新しいプラットフォームができたらおもしろいと思っていて。

森澤さま
動画クリエイターは、SNSでファンとやり取りをすることが多いんですよ。それをファンだけではなくプロのデザイナーさんやイラストレーターさんも巻き込んで交流できたら、新しい文化がまた生まれるかもしれませんよね。

ー それは斬新ですね!ありがとうございます。
では最後に、貴社の今後の展開についてお聞かせください

長谷川さま
今後も引き続き柱になるのはグッズの事業やP2Cブランドの事業になりますから、そこを伸ばしていくのはもちろん継続して力を入れていきます。
2023年6月から始まった今期の戦略は、新しいテクノロジーを利用して生産性を高めていくことが目標です。現在、話題の「AI」を使ってさまざまな分野で新たなプラットフォームやアプリが生み出されていますよね。まだ賛否両論ありますが。

僕らはそれをうまく使ってもっと生産性を高められたら、と考えています。今期はそこに重点を置いて、いろいろな視点から調べたり検証を行なったりする予定です。人間ではない「AI」のテクノロジーを取り入れながら、事業をより大きくしていく土台を築きたいですね。

P2C Studio 株式会社/長谷川敦さま・森澤伸さま
「これからもランサーユニットの方々と一緒に、新しくておもしろい試みに挑戦していきたいと思っています」
P2C Studio 株式会社

P2C Studio 株式会社
〒107-6228 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー 28F


スピード感をもって膨大な業務を日々こなしているP2C Studio 株式会社さま。依頼〜納品・精算まで、効率的に進められるランサーユニットのシステムと、高いクオリティを発揮できるデザイナーがそれを支えていることを実感しました。
今後さらなる新しい未来を見据え、クリエイターとカスタマーとが楽しく関わっていけるようなプラットフォームへの期待もお話しくださいました。
ありがとうございます!

ランサーユニットには、高い技術と柔軟な対応力を持つクリエイティブ人材がそろっています。検討されている企業さまは、ぜひお気軽にご相談を。

LANCER UNIT(ランサーユニット)は、デジタルハリウッド株式会社が運営している、プロのクリエイターを複数人選し継続的にクリエイティブ制作を発注できるサービスです。noteを通じて、LANCER UNITのサービスを導入している企業さまやクリエイターの皆さんへのインタビュー、クリエイターに役立つ記事をお届けしています。

取材・文/BBQ-john.inc 篠田由美子

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