独立2年で人気デザイナーに!安定的に案件を獲得するフリーランスの流儀
こんにちは。LANCER UNIT(ランサーユニット)note編集部です。
ランサーユニットで活躍するクリエイターのインタビュー。今回ご紹介するのは、このコロナ禍のなかでフリーランスとなり、Webデザイナーとして活動をはじめた葉山正臣さんです。
長年勤めていたシステム系の会社を退職し、かねてより興味のあったデザインの世界に飛びこんだ背景や、お仕事をするうえで心がけていることなどについて詳しくお話してくださいました。
ー 簡単な自己紹介と、これまでの経歴を教えてください
葉山正臣と申します。フリーランスでWebデザイナーとして活動しています。もともとは電気関係の会社で社員として長年働いていました。
アートや美術に興味があり、以前からデザイン的な仕事をやってみたいと思っていました。パソコンも好きだったので、その掛け合わせで「仕事にできれば」と思い、在職中に少しずつデザインの勉強をはじめたんです。
腕試し的に、個人スキルを売買するネットサービスも利用していました。
1年ほどそんなことを続けてから思いきって退職し、デジタルハリウッドのスクールへ。半年間Webデザインを学んで、フリーランスとして独立しました。
それが一昨年(2020年)の3月、ちょうどコロナ禍に突入した辺りでしたので、とても不安な気持ちだったのを覚えています。
ー 就職するのではなく、最初からフリーランスになるおつもりでしたか?
いえ、デジタルハリウッドに通っている段階でだんだんと。キャリアをサポートする講座がいろいろと用意されていて、受講するうちに考えるようになりました。
スクールとは別に、並行してWebデザインに関するコンサルティングのようなものを受けていたのも背景にあります。そのつながりでお仕事を定期的にいただけることになったので、「フリーランスでもやっていけるかな」と。
今は週に2日、企業さまの社内で作業する業務委託のお仕事もしています。そこにはディレクターやコーダーもいるので、直接やり取りしながら作業を進めます。
通常は自分一人でデザインからコーディングまで行ないますが、そこではデザインだけに特化しています。定期的な収入につながっているので助かっていますね。
ー テイストの幅が広いようにお見受けしますが、どんなデザインを得意としていますか?
基本的に何でもやってみたい気持ちが強く、クライアントの要望に対して柔軟に対応することを大切に考えています。いろいろなテイストを作って経験を重ねていきたいです。
ただ最近は美容系LPのデザインをご依頼されることが増えたので、そういったテイストが得意と言えるかもしれません。
商業的なことを考慮して、いかにクリックをさせるかということも大切にしています。コーディング的には難しくないですが、グラフィックに凝らないといけないので毎回かなり悩みます(笑)
制作物は主にLPやバナー、Webサイトが中心ですが、印刷物を作ることもありますね。商品を発送するときに同梱するチラシとLPをセットでご依頼いただくことも多いので。ブランディング的にデザインを合わせなければいけないので、同じデザイナーに制作してほしいといったご要望があります。
それにお応えするために、Adobe Illustratorも日々勉強してスキルアップを心がけています。
ー 多くのツールを扱うのは難しいですね。
お仕事のなかでいちばん大変だと感じることは何ですか?
デザインには基本的なセオリーはありますが正解というものがないので、ひとつの答えを出すのにいつもギリギリまで悩みます。なので納期が短いときは大変ですね。
一人でやっているので、絶対的な時間が足りなくなると焦るときがあります。スケジュール調整をしながらできるだけ仕事が重ならないようにしていますけど、短納期だと調整も厳しくなってしまいますから。
毎日行なう業務委託のお仕事も請け負っていて、1日の半分をそれに費やしているので、他の仕事は残り半日での作業になります。
時間のない案件もできるだけ受けるようにしていますが、土日も使って納期に間に合うよう進めるかたちになりますね。
ー では、やりがいを感じるのはどんなときですか?
成果が目に見えたときはとても充実感があります。例えば「お問い合わせ件数が延びたよ」「購入数が上がったよ」など、クライアントから具体的なフィードバックをいただけると、やってよかったと思いますね。
はっきりとした成果が見えると、「本当にこれでよかったのかな」という気持ちが解消されますし、受けた結果をベースに次のお仕事にも活かせていけるように感じます。
もちろんデザインを考えること自体にもやりがいは感じますが、作っている最中は楽しさ半分、苦しさ半分というか、生み出す苦しみがありますよね。煮詰まったときは、作ったものを翌日改めて見直してみることも。
ずっと集中して取り組んでいると客観的に見られなくなってしまうと思うんです。時間をおくと少し冷静に眺められるので、前日に良いと思っていたデザインの修正すべき点が見える場合もあります。
ー 葉山さんがお仕事するうえで、最も大切にしていることは何でしょうか?
クライアントと自分のイメージの共有でしょうか。最初の打ち合わせで、不明確なところがないように細かく確認・擦り合わせをします。方向性が決まらないと出し戻しの繰り返しになり、貴重な時間が失われてしまいます。
できるだけそうならないようにご要望を丁寧に伺って、制作へと進む前に具体例をお出ししてイメージを共有します。
なるべく認識のズレがないように心がけていますね。
ひとつの方法としては、参考になるサイトや画像を集めたイメージボードを作ることです。「こんな感じで大丈夫ですか?」「こういったテイストの方向性でしょうか?」と、具体的な確認をするようにしています。
サイト構成や配色も含めて、言葉では表現しにくい視覚イメージや抽象的な意図が伝わりやすくなりますね。
クライアントのご要望が抽象的な場合は、こちらから方向性別にイメージをお出しして提案することもあります。そこで擦り合わせをしていってデザインや構成を決めます。要点がフィックスしないと修正を繰り返することにもなりますので、制作過程で何度か確認したり。
クライアントにとっても自分にとってもスピード感は重要ですから、どう効率的に進めるかというのは課題ですね。
ー ランサーユニットを知ったのはデジタルハリウッドに通っている段階ですか?
はい。入学したときから説明を受けていました。卒業して、業務委託のお仕事を探すなかでランサーユニットに登録しました。
初めての案件は登録して数ヵ月後で、〈買えるAbemaTV社〉さまの商品LPを作りました。
現在契約しているのは2社で、月に1本の案件はご依頼いただいています。
どちらの企業さまもWebデザイナーとして契約していただいているので、デザインすることに集中しています。
ー 今、ランサーユニットでどのような案件を行なっていますか?
今ちょうど進行しているのは、Webマーケティングを手掛けている企業さまが受注されているLP制作案件です。
こちらの企業さまはWebサイトの分析を実施した際にLP制作をご依頼いただくことが多いそうです。社内の制作チームの手が足りないとのことで、アウトソーシングとしてランサーユニットを活用されているとお聞きしています。
ー ランサーユニットのメリットはどんな点だと思いますか?
デジタルハリウッドが仲介することで、企業さまごとに適した人材をご提案できることだと思っています。
ランサーユニットは複数のメンバーと契約できるので、専門性を持ったクリエイターの組み合わせでチームを構成できます。各自が得意な分野の力を発揮して分業化できるので、結果的に制作物のクオリティが高くなりますよね。
ギャランティに関しても、企業さまとデジタルハリウッドとクリエイターが三者面談するなかで概算を共有するので予算的なミスマッチがありません。
企業さまにもクリエイターにも、大きなメリットではないでしょうか。
ー 最後に、ランサーユニットを検討している企業さまへメッセージをお願いします
ランサーユニットは、企業さまの抱えている課題やご依頼に対して最適なクリエイターを厳選して提案してくれます。
先ほどもお話ししましたが、得意分野の異なるメンバーを組み合わせることで仕上がりを高めることができます。それに、コスト・スピード・クオリティなど、どういう点を重視するのかでクリエイターを選んでもらえますし、社風に合う人柄かどうかを考慮して探してくれることもあります。
登録しているのは、ご要望をかたちにできる技術を持ったプロのクリエイターばかりです。ご依頼を受けたら全力で対応して、満足いただけるよう最後まで責任を持って制作します。
クライアントのご要望は本当に多種多様ですが、私自身も求められるテイストやパーツの動きなど、もっともっと幅を広げるために勉強し続けていますので、ぜひ導入のご検討をお願いいたします!
取材・文/BBQ-john.inc 篠田由美子